東京賢治シュタイナー学校 シュミットライトナー先生 高等部授業の日です。
シュミットライトナー先生は、実はベルリンのシュタイナー教員養成ゼミナールで、もう一年半以上も、シリア難民の方々に、ドイツ語の授業をボランティアでしてくださっています。
その中で、戦争が終わらない、悲惨な社会状況と、過酷なそれぞれシリアの方々の人生を東京賢治シュタイナー学校高等部の生徒全員に伝えてくださいました。
「爆撃を受けた、街の片隅でも、瓦礫の中で子供が遊んでいる。」
その言葉にみな感銘を受けました。
「遠いところの話ではない、世界中のたくさんの場所で、普通の日常を奪われ、職業や、家や家族をも奪われてしまっている人々がたくさんいます。それを少なくとも知ることが、現在の私たちに課せられた課題です。そしてテレビやニュースで聞くだけでなく、何か自分で行動を始め、その場に向かっていくことが、その方たちの本当の力になるのです。」
現在、シュミットライトナー先生は、たくさんの難民の生活を支援する活動もおこなっています。彼のパートナーのアネッテさんは難民の方々の肖像画を描き続けました。
現在、彼女の活動が映像になりました。
そしてシュミットライトナー先生とアネッテさんの生活は、
難民の方を支援する生活に、大きくシフトしていったのです。
「私たちは、世界に働きかける。」「私たちの行為は、他の人に影響を与える。」
先生のゆるぎない言葉でした。